人生行路

人生は旅のようなもの。楽しむも悲しむも自分次第。

【自分発見のヒント】※30代後半以降の男性向け※ やる気はなくして当たり前。メカニズムがわかれば怖くない。

どうも、ユウトです。

 

突然ですが、辛いことが重なった時や、人間関係がこじれた時などに

物凄く疲れた気になりませんか? 僕はなります。全て投げ出したくもなります。

 

「こんなにしんどいなら、病気で倒れたほうがましだ」などと

日常的に思っているメンタル弱者なのですが、どうも頑丈でぴんぴんしてます。

 

僕が、全てを投げ出したくなっても元気でいられる理由は

周りの人に恵まれているからに他ならないのかな、と振り返っています。

 

学生時代は、バスケットボールをしたり、DJとしてイベント主催をしたり

チームプレイが必要なことをしていました。

 

そして現在も、会社組織の管理職として周囲の上司や同僚の支えがあって

自分の役割がまっとう出来ているのだと思っています。

 

周りの誰かの支えがあって自分がいると考えると

メンタルに傷が入ろうとも、踏ん張れるってなもんです。

 

管理職歴が長く、活力的に仕事をしている(ように見える)私に対して

そのバイタリティはどこから湧いてくるのかと問われることも増えてきましたので

調子にのってブログを書いてみようと思います。

 

 

 

メンタルが弱ってもすぐに立ち直る3つの方法

今回の結論を先に書いてしまうと

  1. やる気なくしてまうのは、そういう生き物というであることを理解する
  2. 目標の再設定を行い、細かく進捗確認をする
  3. やる気を司る前頭前野を鍛える

ということになります。

 

やる気をなくしていて当たり前

下記のグラフを御覧ください。

20〇〇年に日本生命が調査した年代別の幸福度をグラフ化したものです。

40代男性が最も幸福度を感じていない結果になっています。

幸福度調査グラフ ※日本生命調査

なぜ、この「40代男性の谷」が出来るのか、について考えてみましょう。

生命の話に展開します。生命は常に「子孫を残す」という目的を果たせるように作られています。

性別があり、生殖器があり、ということがその所以でしょう。

 

ひと昔前の40代男性ならば、すでに生殖活動を終え、子供も一人前になっている、のではないでしょうか。

 

つまり、男性は40代に差し掛かると、「生きる目的をすでに果たした存在」、

言い換えれば、「無用の存在」だからやる気が出ないのです。

 

子孫を残すために頑張るのは、生命として当たり前ですが、その目的を達せられた

存在になったのであれば、そのやる気は枯渇して当然なのかもしれません。

 

やる気が出ないときは危険

やる気が出ない自分を忘れるために、衝動的な行動に出ることはないでしょうか。

よくニュースでも見ませんか? 

知人関係でイライラしたから、通りがかった女性に暴行を加えた、

といったようなニュースを。

 

やる気が出ない自分を忘れるために、衝動的な快楽に走ってしまうことがあります。

ついつい、アルコール・薬物・ギャンブル・女性などに依存し、最悪の場合には自殺してしまうケースもあります。

 

会社を辞めるのは冷静に

転職が当たり前になった現代ではありますが、衝動的に自分の居場所に不安を覚えて

「もう、辞めてやる」などということが起こらないようにした方がいいです。

アナタ自身に時代にあったスキルがあれば話は別です。

だいたいの場合、満足できる転職は少ないと思います。

 

やる気を生み出す体の部分

やる気は脳で生み出されています。厳密には、脳の前頭前野という部分です。

大脳の前の部分で、サルから人類への進化の過程で著しく発達した箇所と言われています。

人を人たらしめている非常に重要な部分ということになります。

 

脳にはいろんな部分があるのですが、前頭前頭が司令塔となって

各部位のパフォーマンスを最適化する役割をもっています。

結果、その表れとなって表現されている事の一つが「やる気」と言えます。

 

前頭前野が果たす2つの機能

目標達成力

目標設定をし、達成に向けての努力をすること。

また、目標に近づくと喜びを感じて、さらに努力をする、

といった達成に導く支援をする機能です。

人間が前頭前野を発達させた背景には、人間が形成する複雑な社会で

生き残ることを想定し、この目標達成力が必要だったと言われています。

人間だけがこの地球上で、テクノロジーを駆使したり医療を発展させたりしているのも

この脳機能の発達が支えになったと考えられます。

 

社会関係力

複雑な社会の中で協力しあう関係を高め、維持する能力

人間は一人でも生きていけません。結婚や子育てにもこの能力は必須でしょう。

 

 

やる気の出し方

40代男性がやる気を失い、幸福度が下がってしまったとしても

それは生命体としての本能的なものの働きかけです。

事実、前頭前野はいくつになっても自分の脳には存在し続けます。

であれば、「子孫を残す」に変わる目的を見つければ、再び前頭前野が働きだし

目標達成力や社会関係力を高まり、やる気が出るはずです。

 

人生の目標の再設定

目標の再設定については、生命体としての文脈で考えると

再度別の異性と子づくりをし育てる、といった設定が本能的には良いのかもしれませんが

当然、倫理的にアウトですので、これは独身の方だけにしておきましょう。

目標を再設定するのに役立つのは、自分自身の好奇心や探求心です。

これらをフル活用して、自分の人生の目標を設定すると良いでしょう。

なお、会社の中で昇進していたり、やりがいのある仕事についている人は

すでに目標が自分自身の中にきちんとあることかと思います。

残念ながら、会社での目標も見失った場合、それ以外の目標が良いでしょう。

 

前頭前野を活発にするための進捗管理

前頭前野の目標達成力をより効果的に使うと、やる気はさらに上がります。

「目標達成に近づいていると感じたらもっと頑張る」という働きを

前頭前野はもっています。

 

ダイエットで例えると、現在80キロで目標70キロに向けて、あろ2キロまで

進んだ場合、「目標に近づいたぞ?」という喜びを脳で感じ、これが

さらなるやる気を引き出してくることになります。

 

まとめ

ちょっと気分が重いなーってときは、まずは「そういう生き物だ」と

開き直ってみるかもしれません。そして脳の前頭前野の存在を意識し

人間たる可能性を感じてみてください。

最後におさらいです。以下3点留意してみましょう。

  1. やる気なくしてまうのは、そういう生き物というであることを理解する
  2. 目標の再設定を行い、細かく進捗確認をする
  3. やる気を司る前頭前野を鍛える

では、またの機会をいただけると幸いです。